ダメだ忘れっぽくてかなわん。
早く年賀状の当選ナンバー見なきゃ(うわぁぁ……)
午前中更新しようと思っていたのだけれど素材サイト様巡っていたら素敵さのあまりハァハァしてそのサイト様のテンプレを使用させてもらおうと思ってもにょもにょしてハァハァしてたら日が暮れました。
クズ人間め。
昨日言ってたブツを放置プレイです。
若干暴力表現があります。ですが痛いのはアスランだけなのでご安心ください(にこり)
パロにしようと見せ掛けてもうパロですらない趣味に走った悲劇の産物。
ひたすらキラたんがアスランに傷を負わせている感動のラブストーリーに仕立てたいと思っていた(過去形)
勇気のあるお方のみ飯店でどうぞ!
ちがう反転!
「キラ」
ソファの上で横たわり、寝息を立てている少女を眺めながら、アスランはその名を呟いた。
彼女の制服は所々破けていて、先の戦闘の激しさを物語る。
「随分と派手にやったな……」
けれどキラの身体に目立った傷痕はない。
全身をくまなく調べても、きっと、否、確実にかすり傷ないはずだ。
真っすぐにキラだけを見つめながら、アスランは無防備に晒されている唇に触れた。
キラの力がいくら万全で高くても、やはり対絶対天使戦では、消費されたエネルギーが違う。
見かけの傷はなくても、かなりの体力を消耗したに違いない。
治癒能力の高い絶対天使がこれだけぐっすりと眠っているのだから、ダメージは相当大きいのだろう。
キラのような絶対天使は身体を休めても、体内にエネルギーが蓄積されることはない。
ヒトと同じ姿形をしていても、結局はヒト違う生命体である絶対天使がエネルギーを搾取するには。
「……これしか……方法がないからな」
アスランは自分に言い訳するかのように呟いて、眠るキラの顔を覗き込んだ。
そのまま、ゆっくりとキラの唇に自分のものを重ねた。
これがキラのような絶対天使の食事。
辺りに雪のような光が瞬いて、キラに触れる部分がじわりと熱くなってゆく。
その久しぶりの感覚に、心の中が疼いた。
アスランから力を搾取することを極端に嫌うキラに口づけすることが出来るのは、意識がない今のような時だけだ。
だからその時間を思い切り堪能してしまおうと、キラの頭を抱いたアスランは途端に開いたキラの瞳に気がつかなかった。
「ぎゃー!!!!!」
寝起きとは思えないほどの叫び声とともに、アスランの腹部に、キラの長い脚がめり込んだ。
「っ……!」
油断したとはいってもか細い少女の蹴りで壁まで吹っ飛ばされてしまうなんて情けない。
いくら相手が壮脚の絶対天使だとはいっても、回復直後にこんな足技が出るとは思いもしていなかった。
「キ……」
「勝手にキスするなー!!」
さっきまでの可愛らしい寝顔はどこへやら、すっかり憤りで顔を真っ赤にしたキラにアスランは小さく頭を垂れた。
というより見事に決まった脇腹がじんじんと痛んだから下を向いて堪えていただけなのだけれど。
「何回言ったらわかるんだよ!僕は君にキスなんてされたくないの!」
ソファの上にいきり立ったキラにアスランは、はぁ、と溜息をつく。
キスを拒否されたことにも、自分の状態がどんなに危ないものだったか知らないキラへの呆れにも。
「なんだよっ、その顔は!」
それでもキラが愛しくて、頬を膨らませる仕種に思わず笑みが零れる。
「だってキラ……あのままじゃお前動けなかっただろ?」
「僕はちゃんと後先考えてエネルギー補給してるの!可愛いコ達と!何が悲しくてキミとキスしなきゃなんないのさ!」
「だが……キラ……さっきのあの状態もだが、今だってそんなに動くと」
「もうヤダ!超キモイ!」
唇を煤けた袖でゴシゴシと擦るキラから発せられた信じ難い言葉に、アスランは目を見開いた。
「キ、キラ……そんな言葉どこで覚……」
ふらふらと近づいて、キラに触れようとしたら、再び脚が持ち上がった。
「気安く触るなって言ってるだろっ!」
綺麗に、今度は顎に決まって、アスランはふらりと床に崩れた。
けれど今度はキラの身体も同時に小さく揺らめく。
「キラッ!」
キラから受けたダメージは現在のキラの状態より大きいかもしれないけれど、アスランは咄嗟によろけた少女の身体を受け止めた。
「もう……ふらふら……だぁ」
「だから言ったじゃないか」
アスランから力の源を手に入れたからといっても、決して本調子というわけではないのだ。
足技は相変わらず華麗だけれど、もう少し大人しく寝ていてもらおうと優しく微笑みかける。
アスランの腕の中は嫌だと何度もつぶやきながら眠りにおちていくキラの額に唇を落とした。
やめろぉ、と力無い反抗をされたけれど、お構いなしにアスランはキラの顔の至るところに口づけをする。
今日、キラは何人とキスしたのだろうか。
仕方のないことだとわかっていてもやるせない。
アスランからだけ力を搾り取ればいいのに。
「アスラン……」
「ん?」
「仕方がないからおんぶさせてあげる」
起き上がる力もないくせに言うことは一丁前、どころか、女王様なキラにアスランは今度こそ音にだして吹き出した。
「笑うなキショイ」
そういう類の言葉は疲労と関係なしに力強く言い放つキラに、アスランは顔をしかめる。
「っ……だからそんな言葉どこでっ」
「シンが言って……た……アスランは……」
言いかけるキラの瞼が徐々にさがっていく。
口を開くのもやっとなようだ。
「はやく……かえ……る」
「ああ、わかったよ」
ふぅ、と息をつくと、アスランはソファに下ろしたキラに背中を差し出す。
首にひんやりとした指先が触れて、それからキラの柔らかい身体が背を覆った。
「しゅっぱぁつ……」
「はいはい」
ついでに馬の鐙のように、靴先で右太腿を蹴飛ばされたけれど、何とか堪えるアスランなのであった。
ただの奴隷やんけ(´∀`)
拍手ありがとうございました!
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